さて、天気も良いのでエンジンルームを清掃。エアインテークのグリルも補修のため外しているのでちょうどいい。
旧車にかぎらず、クルマのエンジンルームは油で汚れるものだし、乗ってればいくら拭いてもイタチごっこかもしれないけれど、これも一つのメインテナンスでありチェックなのだ!(と、いのうえ・こーいち氏の書籍にも書いてあった)
「旧車愛好者のための50枚のレシピ」
もちろん愛車の心臓部をいつもキレイにしておくことは心掛けとして大事。
でも、メンタル的な意味だけじゃなく、特に旧車だと実質的にトラブル回避や不具合の早期発見にかなり有効な日々の営みと言えるでしょう。ボディをピカピカにしておくより重要。なんだかんだ旧フィアット500は半世紀も前のクルマなのだから、故障(病気)にまで至らせない事が寝たきりにしない長寿の秘訣なのだと思う。
クラシックカーといえど、大病さえしなければ維持費が膨大になることは避けられるかなー。
KURE(呉工業) フォーミングエンジンクリーナー (420ml) エンジンルームクリーナー [ 品番 ] 1027 [HTRC2.1]
車用のケミカルは種類が豊富。アレコレ探して試してみるのも楽しいし、家庭用の油汚れ用の洗剤などを流用したって特に問題はないだろうけど、とりあえずは安定のKUREで。やっぱり専用品が一番~♪
エンジンルームをウォッシュ。ウォッシュ!
ディストリビューターやイグニッション・コイルなど電気系周りには不用意に水をぶっかけないように注意。エンジンカバーやエンジン自体はパーツクリーナーを吹いてウェスで拭ってもよいかと。健康診断・チェックも兼ねてるのだから、雑に洗わないで、細かい所に注意しながら丁寧に行うべし。
ピカピカに磨き上げるかどうかは趣味の領域になってくるとは思うけど、とにかく、もしオイル漏れや燃料漏れが生じても目視ですぐに気付ける程度にはキレイにしておこう。元が汚れすぎてると液体の垂れ跡なども早期発見しにくいから。
それに、ベルトのヘタりだったり、配線の状態だったり、プラグコードの緩みだったり、掃除しながら色々なことに目を配れるからちょっとしたトラブルの回避確率は高められるよね。何より勉強になるし。そういう探究心とか好奇心は旧チンク乗りには大事。メンテナンスフリーなはずは絶対にないから。
エアインテーク内は、けっこう砂埃が積もっている。
エンジンルームはリアボンネットを開くだけで簡単に覗くことができるけど、ここはグリルを外さないといけない分ややアクセスが面倒くさい。(まあドラバー1本で数分もかからないけど)
吸気系の一部だから土埃も吸い込んで汚れるのは当然。ある程度までは仕方ないにしても、いくらフィルターを通すとはいえ余計なゴミを吸わせるのはよくないから、ササっと拭き取れる程度の状態はキープしておきたい。
画像じゃ分かりにくいけど、ヘリの部分とかかなりベットリこびり付いてる。泥が固まった感じ。一度にキレイにするのは難しそうだから、まあ、地道に刮げ取っていくしかあるまい。
ちょうどグリルもサビ処理&補修中。
メッシュの貼り合わせ部分なんかも、だいぶサビも出始めていたので錆転換剤を塗って応急処置。
錆を根治するには更にもう少し踏み込んだ作業が必要なのだろうけど、とりあえず進行を止めるのがまずは第一歩かなー。まあ、旧車の場合は半ばエンドレスな戦いなのだけど…。最近のご愛用はロックタイトの錆処理剤。