ルパンと旧チンクエチェント FIAT500 / Nuova500

ルパンみたいなフィアット500の旧車に乗りたい!専門店やレストア・カスタムについて

投稿日:2023-01-20 更新日:

言わずもがな、クルマの在り方や選び方は大きな転換期を迎えている。

いよいよ現代版のフィアット500&パンダにはハイブリッドが設定されるし、最新型の次期モデルチェンジではEV・電気自動車へと生まれ変わる。自動運転など未来志向の技術の導入もそう遠くないリアルかもしれない。

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まあ、だからと言ってヘンに郷愁的になる必要もなく、旧車は旧車で、好きな人が好きなだけ楽しめば良いと思う。新旧どっちも乗ってる人はいるし。(僕もそうです)

旧チンクエチェント(Nuova500)の現存車も、いよいよ齢50~60年となってきて、クラシックカーとかヒストリックカーの部類。ちょっと単純には、普通の自家用車というジャンルでは括れないから、生活のアシグルマとは分けて考えた方が現実的かもしれない。

 

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■フィアット500の旧車・ヴィンテージカーは趣味の領域?

身もフタもないけれど、一般的な感覚で言えば『趣味』だと思います。好き者。数寄者。

現役で旧チンクに乗ってる人は(褒め言葉として)変態さんばかり。これは、自分も含めての客観的な観測だけれど、乗り続けられちゃう人って麻痺してきちゃうんですよ感覚が。慣れってホントに怖い。良くも悪くも。

だから、日常のアシとしてガンガン使ったり、平気で高速道路を走ったり(※専門店サイドはあまり推奨しない)と、当たり前のように普通乗用車(いや、そうなんだけど笑)みたく扱うのだけれど、無論まったく道交法上でも問題ないもののそういうクルマじゃないからと自分たちでツッコミ入れちゃったり。

少なくとも、乗用車として普段乗りするには、相応にハードルは高い。

至って現実的な寸評だと思う。

 

僕が昔やってた社会学的な観点から推察すると、足早に未来化が進んで行くほどに、レトロやアンティークは一定規模でその価値と存在感を増してゆくと考えられる。まあ、アッサリ簡単に言えば、むしろ淘汰されることは無い。ということ。

これからの若い人達の中にも、一部では懐古趣味に目覚めちゃう人もそれなりに出てくるでしょう。

でもやっぱり、自動車って危険な鉄の塊でもあるから、特に旧車はファッション感覚だけでは乗れないというのも事実で、例えば某テレビ番組の何でも鑑定団をみてれば分かる通り、半端な甘い考えで手を出して失敗してる人は世の中にとても多い(いわゆる半可通ってやつね)。好きなら好きで、それなりの本気度や思い入れ、情熱、愛情は不可欠だし、それらはもしかしたら時間やお金に換算しても尚、余りあるものでなければならないかもしれない。ごくごく一般的な市民の感覚からしたら、ただのオシャレの範疇には収まりませんよ、っと。所得的にもフツーの庶民である私は常々思うのであります。

まあ、乗ってるとオシャレとはよく言われるのだけれど、見えない所では水鳥の如く水中で足を掻いているわけで・・。旧車維持ってそういうものかと。

 

■日本ではルパン三世の”黄色いクルマ”がFIATの始まり?

これは有名すぎる話だけど、都市伝説とかじゃなくて事実なのだと思う。もちろん、ルパン三世の影響でFIATが売れるようになった、とかは言い過ぎ。あくまで一般的な認知度のレベル。ただ、もし『カリオストロ』が無かったら、新型フィアット500の日本でのブレイクは起こり得なかったというのは過言ではないはず。

僕は1980年生まれだけれど、劇場版ルパン三世の『カリオストロの城』はその前年、1979年の暮れに上映公開されている。まだスタジオ・ジブリが誕生してない頃の宮崎駿氏の初監督作品で、少なくとも昭和世代なら一度は観たことがあるのでは?というくらい、金曜ロードショーとかで幾度となくTV放映されてきたと思う。チンクエチェント贔屓もあるけれど、個人的にはぜひ国民的アニメ映画の一つと評したい。



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