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ルパンでおなじみ旧チンクエチェントは買える!飼える?気になる旧車ライフ予算は?

投稿日:2019-06-30 更新日:

j_nnesk_sser / Pixabay

誰もが一度は乗ってみたいと思ったことは多いでしょう、クラシックな旧車のチンクエチェント。旧アバルトにも憧れるなぁ~☆

日本では、やっぱりルパン三世(特にカリオストロ)の影響は根強くて、チンクエチェントと言えばルパンが最初に思い浮かぶくらい。たぶん多くのジャポネーゼがそう。ちなみに故モンキー・パンチ氏の原作には登場しておらずアニメオリジナルの設定。(作画監督の大塚康生氏の愛車だったのを宮崎駿氏が採用)

チンクエチェントって何?ルパンの愛車フィアット500はイタリアの国民車 "CINQUECENTO"!

そんな旧フィアット500も、今ではもはや半世紀以上も前のクラシックカーになってしまっている。ビックリ!

当然ながら、現代の自動車(いわゆるイマ車)みたいな感覚ではとてもじゃないけど扱えないけれど、だからと言って、維持できないとあきらめてしまうのはモッタイナイ!見た目の可愛さはもちろんだけど、今のクルマでは味わえない運転の楽しさの原点みたいなものがあって、少しくらいメンテナンスに苦労したって乗ってみる価値はある!

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それでも、まあ、心配なのは当たり前の心情で、お金も少しは工面できなきゃダメだし、それに安全性能のこともやっぱり大事。自動車を便利な移動手段として定義するならば、危険を顧みず無理して乗るものでは決してないのだ。

だから、それでも乗りたいと思える情熱のようなアツさは必要かもだし、もしかしたら憧れだけじゃ足りないかもしれない。旧車って、きっとそう。

 

では、旧チンクは買えるのか? ―答えはイエス

でも、50年も60年も前のオールドチンクなんて見つけるの大変なのでは? ―答えはノー

 

タイプにこだわらないなら、ヴィンテージな旧車とはいえオールド・フィアット500を探すのはそんなに難しいことではないので、思い立ったらすぐ買えちゃうくらいではある。

それだけ多くの500が生産され、人々に愛され、維持されてきたということ。

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まず、レストアベースとなる500車両本体の相場としては、おおよそ100万円前後(最近はもうちょっと高いかもしれない)。ボディ錆など程度が悪かったり不動車だと50万を切る個体も散見はするけれど、一人前の状態に仕上げるにはかえってコストが掛かっちゃうかも?(その修復過程こそを楽しみたいエンジニアタイプに人でないとモチベーション的にも難しい)

ほどほどの程度のベース車100万に、ボディの状態、機関の状態が加味されて値付けされ、スペシャルショップによるフルレストアの完品なら200~250万円(もしくはそれ以上)。

 

タイプ別で言えば、見つけやすいのはルパン型としても有名な500F(エフ)で、生産台数が多いこともありタマ数は比較的豊富。それに、ルパン三世のお膝元ゆえか日本での人気が高く、数多く輸入されている車種だから需要に対する供給も充分。中古車市場でも見つけやすい。

いわゆるTHEチンクエチェントな、ルパン三世「カリオストロの城」のイメージ通りの旧フィアット500だけど、エンブレムやバンパーを付け替えてモディファイし、後述の500L(エル)や500R(アール)からコンバートしてる車体もあるので、普通の中古車屋さんとか専門ショップでないお店から購入する場合はちゃんと調べた方がよろしいかと。

車体番号(シャシー番号)で年式は判別できるので。

 

次に同じく後期型モデルの500L(エル / Lusso)も、製造期間が長くて生産台数が多い。バンパーオーバーライダーが付いているので、モディファイした個体でなければ一見して500Lだと分かる。

Lusso(ルッソ)というのは豪華版という意味なので、動力性能面でのスペックは500Fと違いはないものの、四角いワイドなメーターやリクライニングするシートなど、まさにデラックス仕様の高級グレードに位置付けられる。コイツをルパン三世っぽい外観にアレンジする乗り手も多いようだ。

 

一方で、最初期型のプリマ・セリエに次ぐ、前開きドアの前期型500D(ディー)はタマ数も少なく滅多にお目にかかれない。現存する個体も年式的に古い部類になるため、程度の良いクルマを見つけるのはコネやルートが必要かも?

もちろんPrima Serieのオリジナルはチンクエチェント博物館レベルのレアなヴィンテージ・チンクである。

最初の旧チンク!ヌオーバ500『プリマ・セリエ』はシンプルの極み!2代目FIAT500の誕生日は1957年7月4日

メカの得手不得手はともかく、知識として結構詳しく知っていないと、ちょっとヤフオクとかの個人売買でGETするのはリスキーな気もする。というか、500Dはともかくプリマ・セリエはそこらでは見つからないかなー。

このクラシックなFIAT500のコマーシャルに出てくるのは500D(ディー)

 

そして、逆に年式としては最も新しい最終型の500R(アール)も、意外と有りそう無い個体とされている。製造台数が少ないようだ。(※500の製造終了が決まり、フィアット126へと移行する過程で、残っていたパーツを在庫一掃する目的で生産されたのが500Rとのこと)

人気のボディカラーは、やはり黄色系、水色系、クリーム色や白。オレンジやレンガ色などちょっとマイナーな色だと少し値付けが安いみたい。

 

そうそう、忘れちゃいけないサソリのエンブレムマークの『アバルト ABARTH』タイプ!

詳しい説明は下記リンクの内容に譲るけれど、当時物のオリジナル・アバルト(595/695)というのはタマ数としては少ない希少車と言えるかな。モディファイやカスタムでABARTH仕様にしてる旧チンクエチェントはけっこう多いけど。

本物の旧アバルトも入手不可能というわけではないものの、それなりにイイ価格がついてるのは間違いなし。

サソリの車・アバルトとは?フィアットなのにABARTHブランドの理由は?エンブレムマークに込めた熱い魂!

 

FIAT500をはじめイタリア車・フランス車系を得意とする専門店・スペシャルショップでの購入が、後々メンテナンスを依頼することを考えれば王道ルートだとは思うけれど、ヤフオクなどのネットオークションや個人売買で掘り出し物が見つかることもあるので、そこは考え方次第。しかし、後者の場合はそれなりに知識と選球眼が求められる。

 

本当に、必要最低限のパーツで構成された、メカニズム的にもシンプルの極みな旧チンクエチェント。

多少ボアアップしたとしても排気量は小さく、車重も500kgほどと軽いので、各部のパーツも小さくて比較的安い。心臓部であるエンジンは、古くても頑丈なOHVエンジンなので、既に故障持ちの個体でない限りは壊れる心配するほど壊れない。タイミングベルトもない。メンテナンス自体の難易度はそこまで高くはない(…と、チンク乗りは皆そう言う笑)

たしかに、パーツ類も、手に入らないものは無いと言われるほど潤沢ではあるので困ることはほぼ無いかな。ボディパーツも新品が手に入るそうだし、価格も目が飛び出るほど高いわけではない(そうは言っても小遣いが飛ぶのは致し方なし)とは思う。実際に旧チンクが全盛だった1960~1970年代よりも、むしろ現在の方が部品は充実しているとさえ言われているし、実際そうなのだろう。これは売る方も、買う方も、きっとインターネットの恩恵が多大だよね。

 

実車に触れてみると、もっと素直に受け入れられるけど、本当に単純明快なメカニズム。

もちろん素人がDIY整備するには勉強も必要だし、道具も揃えなきゃだし、ちょっと本腰を入れないと自主メンテナンスは楽チンクとは言い難い。それに、こういうのって当然ながら向き不向きもある。メカが苦手でもクルマの運転が好きな人はいっぱいいる(というか大半はそうだと思う)。ちゃんと整備して診てくれるショップとのお付き合いさえ確保していれば問題ナシ。

それを前提として、オーナー・ドライバーが普段のメンテナンスで気を付けたいのは主にオイル管理。空冷エンジンなので、オイル自体がエンジン冷却のための重要ファクタではあるので、エンジンオイルの量くらいは日常的にレベルゲージをチェックしたい。

アバルト型の大容量オイルパンに換えるのが定番チューニングだけど、普通に公道でお散歩する程度ならオリジナルのノーマルでも充分。オイル量さえ水準域をキープできてればオーバーヒートは基本的に心配ないかと。(ただ、真夏日や高速での長時間走行などは要注意!)

そして、点火系も大事。止まってしまう要因になりやすいのはココ。スパークプラグとポイントくらいは毎回ではないにしろ、自分でチェックできるよう覚えておいて損はないかなー。だいたいエンジンの掛かりが悪いとかはプラグが怪しいので。あとはノンシンクロのMTミッションをいたわって操作する。それに尽きるのだけど、旧チンクエチェントの運転の仕方についてはまた別の記事で。

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