フィアット車の歴史 FIAT500 / Nuova500

シュタイアプフ500はオーストリア産の旧チンクエチェント!Steyr Daimler PUCH

投稿日:2019-05-27 更新日:

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

シュタイア・プフ650T。見た目は同じでも中身はまるで別物というオーストリア生まれのFIAT500だそーな。

浜名湖のパンダリーノ(PANDARINO 2019)に行った帰り、東静岡のスティルベーシックさんに寄ったらこんなレア物チンクがいたのでびっくらこいた。こんなライセンス車があるのは知らなかったので、家に帰ってから色々と調べまくった。

 

この車をライセンス生産したシュタイア・プフはオーストリアの企業で、メルセデス・ベンツ・ゲレンデヴァーゲンW460をメルセデスと共同開発したメーカー。フィアット パンダ4×4の四駆システムの開発にもシュタイア・プフが携わったという。

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

シュタイア・プフ。PUCHと書いてある。オーストリア語?それともドイツ語?

フィアット500はシンプルというか、めちゃ簡素で、扱いも容易であることから、今風に言うなら二次創作的なモデルが色んなメーカーから生産されているらしい。ABARTHが有名すぎるからか、なかなか知るチャンスもない。というか、前に書いたモレッティ・クーペのプリマセーリエみたいに台数自体が極端に少ないパターンが多い。

このプフに関しては、おそらくボディパネルは同じ型で作っていると思われるのでフォルムは500そのもの。でも、ゴツめなPUCHエンブレムが付いてるだけで違う車に見えてしまうから不思議。(ヒゲでけーな。男爵だな笑)

 

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

エンジンは650Tのエンジンをチューニングしたもの(650TR?)を搭載してるとのこと。

オーストリア生まれのシュタイア・プフはFIAT500のライセンス版とのことだけど、空冷で2気筒なのはFIATと同じでありながも、自社製の水平対向2気筒エンジンを積んでいる。独自設計による空冷フラットツインはかなり強力な代物らしい。

110Fエンジンを見慣れてるだけに違和感はパないっす。低重心ゆえに操縦性は元祖フィアット500より優秀!と海外の愛好家は言ってる記事をネットで見た。しかし実際にめちゃ速いらしい。

うーん、いつの日か一度は運転してみたいな~

 

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

インパネまわりを始め内装はそんなに大差はないように見えた。ダッシュボードというかインパネに空いた穴はたぶんグローブボックスなのだろう。あとはシートが違うくらい。

でもエンジンを始め、リアサスペンションも本家とは異なるスウィングアクスル。

FIAT500でありながら本家とは足回りからミッション、ブレーキに至るまで中身はすべて違うのだ。

 

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

燃料タンクの形状もコンパクトで、フロントボンネット内はすっきりしてる。これなら物が積めるなー。

 

シュタイアー・プフ FIAT500 オーストリア

現在、シュタイア・プフはダイムラーの一部門となっているそうな。メルセデスの4MATICシステムの開発や、4輪駆動モデルの製造をはじめ、最近ではBMWとの提携もあり、X3の開発にも多く関わっているという。

なるほど。そりゃ旧チンクエチェントもハイスペックに仕上がるというものだ。

 

シュタイア・ダイムラー・プフ
出典:wikipedia

シュタイア・ダイムラー・プフSteyr-Daimler-Puch Spezialfahrzeug GmbH )はオーストリア・シュタイアーを拠点とする製造業の複合企業であったが1990年に分割され、それぞれの部門はオーナーや名称が変更されたのち継続している。

1864年にヨーゼフ・ヴェアンドルが小銃工場として設立したのがはじまりで、1894年からは自転車製造を開始、1915年には自動車製造を開始し、1924年にシュタイア・ヴェルケ・アーゲー(Steyr-Werke AG )として知られることになり、自動車1号車「タイプII」は重厚かつ良質な作りで、後に登場するスポーツバージョンとともに世界に強い印象を与えた。

 

シュタイアー・プフ版フィアット500の当時物カタログ(超希少品!)

-フィアット車の歴史, FIAT500 / Nuova500

Copyright© Nuova Cinquecentista , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.