フィアット車の歴史 FIAT500 / Nuova500

旧チンクエチェントおよび、旧車とかクラシックカーとかヴィンテージやらヒストリックetc.諸々について考察。

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ダンテ・ジャコーザとフィアット500トポリーノ&ヌオーバ・チンクエチェント

昔のクルマは旧車と呼ばれたり、クラシックカーと呼ばれたり、はたまたヒストリックカー、ヴェンテージカー、レトロカーなんてのもあって呼称をあげ出すと枚挙にいとまがない。

国際的な基準とか、普遍的な定義があるわけでもないだろうから、まあ皆それぞれ好きに呼べばいいと思うけれどなかなかどうしてややこしい。

 

同様に、フィアット500という車にしても、旧チンクとかクラシックチンクとか、はたまたヴィンテージチンクやらオールドチンクやら諸々。ファンの間ではだいたい旧チンクエチェントで通るものの、ときには「古い」「昔の」「旧車の方」「ルパンが乗ってるやつ」等々、形容する言葉のチョイスも時と場合と相手によって少しヒネりを要することもゼロではない。

さらに面倒くさい状況になると、なぜか厳密性が求められ「先代の」「二代目の」「いや先代はCinquecentoの方だろう」「じゃあNuova(ヌオーバ)!」「いやいやNuovaが付いてるのは最初だけでDタイプ以降はただの500だ」とかワケわからんマニアックな話になったりなんかして。そもそも「初代」「ご先祖様」ことトポリーノだってただの500だし、だいたいTopolinoは愛称だからモデル名ではない。なーんてカルトな談義でかるく一時間はしゃべれちゃうのだろう。

 

冗談はさておき、個人的にはNuova500はなかなか曲者な検索ワードで、イタリアをはじめ海外の情報を得たいときに、うまいことヒットを引き出すのに苦労するから難儀だ。

言葉の通り「Nuova ヌォーヴァ」というイタリア語は、ニュー・シネマ・パラダイス(Nuova Cinema Paradiso)でお分かりの通り、ふつうに「新しい」「New」という意味だから、海外サイトでGoogle検索かけても当たり前のように現代版モデルのFiat500が出てくる。あれだってイタリア人にしてみればNuova500なのだ。

そもそもイタリア人にとっての旧チンクは『La Cinquecento ラ・チンクエチェント』で、日本人ユーザーの感覚で単にチンクエチェントと言っても、あまりよく伝わらない。クルマの話してたら文脈で察してくれるけど、いきなり数字の500と言われてもピンとこない。英語とかイタリア語の会話って、定冠詞や前置詞がけっこう重要なファクタなんだよね。ちなみにチンク(英chink)は悪いスラングとして捉えられる側面もあるので、日本では愛称だけど、外国人とのコミュニケーションでは使わない方が無難なニックネームかもしれないので気を付けよう。

まあそれはいいとして、英語圏ならFIAT500とかABARTHの後ろに「classic」とか「vintage」を付ければ、だいたいお目当ての古い方のチンクエチェント関連に辿り着きやすい。

んで、最近知ったのだけれど、イタリア語で「旧チンクエチェント」に相当する呼称はおそらく「500 epoca」で、つまりはエポック(英epoch)にあたる「時代物」「年代物」という形容。どうやら『チンクエチェント・エポカ』がわりとスマートな呼び方なのだと思われる。もちろん500 Vecchia(ヴェッキア=古い)でも通じるみたいだけど、オールドという表現はたぶんそれほどポジティヴな意味合いではない感じはする。(まあ正確な所はイタリア語の先生に訊いてください。)

 

レトロについてはwikiってみたけど、なかなか興味深い。(※長くなるので続きはまた後日に追記)

レトロ(retro)は、retrospective(レトロスペクティブ、回顧)の略語。懐古趣味(かいこしゅみ)のこと。

思想的・政治的に過去の価値観を軽視せず伝統を重んじる保守主義とは異なり、サブカルチャー的な世界における「古き良きものを懐かしみ愛好する」趣味を指す。古さやノスタルジーを感じさせる事物を好意的な意味で「レトロな」と形容する語(和製英語)としても使われる。

 

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