フィアット車の歴史 FIAT500 / Nuova500 Prima Serie 1957-1960 500D 1960-1965

出目金チンクな旧フィアット500・アメリカーナ☆博物館クラスのチンクエチェント希少種

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1960年台は、ヨーロッパ同様にアメリカも好景気に沸き、庶民も手に入れられるコンパクトな小型車はもてはやされた。

当時のアメリカ合衆国にもチンクエチェントは輸出されており、多くのアメリカ大衆の好奇心を集める。国内市場向け、Nuova500の「ノルマーレ Normale」「スポルト Sport」「500D」、そして「ジョリー Jolly」にはいずれも大きなヘッドライトが付けられていて、日本の愛好家いわく”出目金”チンクである。これは当時、米国の道路交通法によって定められた光軸の高さに合わせられた事が所以だ。アメリカのヘッドライトのもう一つの特徴は、いわゆる "シールドビーム"構造。また、方向指示器・ウィンカー部分のパーツがオリジナルとは異なり大きい。

フィアット500 "America type" アメリカーナのスピードメーターは、マイル走行距離で刻まれたスケールとなっている。外観的にはバンパーもアメリカらしいゴツいものが付けられている。しかし、残念ながら当時のアメリカ市場ではウケなかったらしく、輸入は1961年に終わったという。



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