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旧フィアット500のファンベルト確認の仕方と調整方法|張りの遊びはキツすぎずユルすぎず…

投稿日:2019-07-19 更新日:

旧チンクエチェントのエンジンルームを開けると、手前でグルグル回ってるのがファンベルト。エンジンの回転に連動してダイナモ(うちのNuova500はオルタネーターに換装済)が回って発電する。けっこう大事なメンテナンス箇所。少しゆるくなってタワミが出始めたので、調整がてら新品に交換することにした。

2月の車検時にスティル・ベーシックさんで張りを調整してもらって以来だから、4~5ヶ月くらいかな。でも遠征多かったし5000km弱ほどは乗ってたと思うから、まあボチボチなのかなー。

 

順序は前後するけど、ベルト交換して調整した後の試運転↓

 

これがタワんでくると、縄跳びが下手な人のナワみたいに、残像がグワングワンした感じに少しずつ乱れてくるので、日頃から運転前のアイドリングを目視でチェックしてるとなんとなしに分かる。

あとは、適正に張れてる状態のベルトを指で押してみた時の感覚を覚えておく。

ヘインズのFIAT500ワークショップ・マニュアルによると、10kgの力で約1センチの沈み込み。とザックリ書いてあるけど、計測できないから感覚のサジ加減しだいだと思う。

というか、コレが正解なんてたぶん無くて、そのクルマ個体にとって適正な状態をオーナー自身が体得するしかないよね。パーツ各部もヘタってたり新調してたりが混在するわけだし、愛車のスイートスポット的な塩梅(あんばい)は、日々変化すると思うし。そのときの状態の中から、その都度さぐり出す勘みたいのを養うかんじ。

500が得意な専門店のメカニックさんなら、豊富な経験とサンプル数の膨大さから、どの車両もピンポイントに決められるのだろう。どんな世界もプロは別格。なので、主治医のガレージで適正な状態というのを教えてもらって、学んでいくのが近道。けっきょく、普段いつも乗って触ってるのはオーナー本人なのだから、チンクエチェントに限らず旧車というものを所有するなら、自分自身も基本的なメンテナンスは習得していくに越したことはないのである。

 

写真だと分かりにくいけど…交換・調整する前↓

チョンチョンと触っただけでも、張りがユルんでるのは反発の違いで分かるのだけれど、軽く押したくらいじゃ1センチくらい。これをもっとグイィ~っと強く押すともっと下がる。キチンと張れてる状態だと、それなりに力を入れてもキープされる。

 

ファンベルト&プーリー(滑車)の取り外し自体は簡単。

止めてある3か所のナット(10mm)をレンチで外すだけ。

3点穴の空いたプーリースペーサー数枚が外側にも挟まってる。落っことさないよう気を付けながらボスからプーリー(滑車)の半身をゆっくり外す。

 

ベルト自体はまだイケそうだけど、せっかくなので新品に交換してしまう。三ツ星のMPMF-1315Tローエッジベルト。

二分割式のプーリー(滑車)を組み合わせて、ベルトを挟み込む仕組み。

では、張りを調整する方法とはどういうことかと言うと…

貝合わせになるプーリー両サイドに間に挟まってる、このスペーサーワッシャー(さっき外側にもあったやつ)の枚数を増やしたり減らしたり、はたまた厚いもの薄いものを組み合わせて、ベストな張り具合を探すという超原始的な仕組みなのだ!

つまり、スペーサーを増やせば溝の幅が広がってベルトの張りに余裕(あそび)が出来る。逆に減らせば溝の幅は狭くなり、ベルトが外側に円状に押し出されるので張りがきつくなる。だから、ベルトが摩耗して擦り減っていれば、ユルくなっていく。

ただ、このスペーサー増減の塩梅(あんばい)が、慣れない内は勘が効かずに何度もやり直すことになる。ナットを締め込んでキチンと組むところまでやらないと判別しずらい(仮あてで丁度よくても、ナットを締め込むと最終的にキツくなるから)。

スペーサーワッシャーは厚さが何種類かあるみたいだけど、うちの旧チンクには薄手と厚手の2種類だった。今回は新品ベルトに交換してベルト自体の厚みが増したので、薄手のスペーサーを1枚足して調整。2度ほどの試行錯誤で済んだので上出来。

外側に挟んであるスペーサーが予備(リザーブ)ということ。そこから足したり引いたりする。

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