旧フィアット500(Nuova500)が我が家にやって来た!遂に!
ルパン三世の黄色い車で馴染み深いFタイプ(FIAT 500F)だ。ウチには先輩となるツインエアがいて、旧チンクとニューチンク、夢のチンクエチェント2台持ち。やったー!新型500の方は2012年式なので、その年齢差は55歳…!なんとまあ、随分と年上の嫁さんを貰ったものだー。(つがいだからね。)
いずれは旧チンクに乗るつもりだったので、来るその日の為にわざわざ左のマニュアルチンクで慣らしてきたというのに、なぜかレアな右ハンドルのオールドチンク(たぶん英国仕様)をGETしてしまうという…その本末転倒ぶりが、まあ自分らしいわな。と(笑)
定番だけど、やっぱりカリオストロで最初に知った小さなイタリアのクラシックカー。10代の頃からいつか乗りたいと思ってた『旧フィアット500』だけど、なんだかんだ20年かかっちゃった。
ほぼ独断の即決だったけど、実車を見に行った奥さんも一目で気に入ってくれてよかった。(フィアットバースデーとかFIAT系のイベントで既にチンクの可愛さで洗脳済みなのだ!笑)
ブルーのボディと黄色のシート&内張りのコントラストがいいね!
師走の3連休。中日の12月23日の日曜日。
くしくもクリスマスプレゼントかのように納車となった青のヌオーバ500。
雨の休日は交通量も多く、小一時間ほどの道のりをほぼ初乗りで連れ帰って来たのだけれど、なかなかスリリングではあった。しかし、ぜんぜん別モノな現代車とはいえ、曲者の2気筒エンジンTwinAirをMTで3年ほど乗ってきた経験値は大きかったようで、わりとスンナリ慣れてしまった。ハンドルの左右はあまり気にならなかった。スイッチヒッターみたいな感じ。
知識ばかりで頭デッカチになりがちなものだが、少しばかり心配してたのはダブルクラッチで、予習はしておいたものの体得するには至らず。(ギア鳴らしまくっちゃった)
でも、シフトアップに関しては、機械的にもほぼストレスなく変速できたので、シングルクラッチでも丁寧なシフト操作をすれば充分という印象。これは理(ことわり)というもので、何事もスムーズならそれで間違っていないのだ。
たしかに、シフトダウンに関しては少し課題は残る。まだコツは掴みきれていない感じ。
試乗させてもらった時にも感じたことだけど、コンピューターのアシストが全く無い自動車というのは怖いなぁ…、と。いや、まあ、その分メカニカルな部分でひじょうにシンプルで望むところ。というか格段に好みなのだけど、人間の感覚を磨くことが試されるアンティークかつアナログな機械だ。どれだけマシンに依存しているかが分かる。物理の法則の通り、忠実に動くからこそ、ドライバーが油断するとヒヤリとさせられることになる。そして、それは全て自分自身の責任なのだ。
さて、初日からさっそく洗礼を受けた。ホームセンターの駐車場でエンジンが掛からなくなってしまった。
憧れの旧フィアット500を手に入れて、わずか3~4時間といった所だ。これには少し焦ったし、ちょっとだけ困った。まあ、とっくに覚悟は出来ているから購入したわけだけど、流石にまだトラブルシューティングの経験値ゼロであるし、名義変更すら出来ていない。(土日祭は陸運局が休み)
まずは冷静に状況判断。
キュルキュルとセルは元気に回るものの、チョーク全開でエンジンに火が点かない。大方の予想としては「プラグかぶり」と考えたわけだが、とりあえずエンジンルームを開けて何か外れてないか目視してみた。まだ各部を触ってもいないので大して分かりもしないけど、特に異常は見当たらない。うん。たぶん「プラグかぶり」だ。
プラグレンチすら載せてない素の状態だったけど、いざとなればホームセンターで買えばいいわけで、その点はラッキーだったけど、とりあえずはスターターを回しながらアクセルを強めに煽ってみる。
はい。掛かりました♪(安堵)
この辺りはピアジオのバイク(モペッド)での経験も少し活きたかな、と思う。あのPIAGGIOチャオってやつも、掛からんときは掛からんし、アイドリングを安定させるために少々苦労することもある。というか、やはり2サイクルのキャブ車(2輪)の方こそ親戚筋だな、オールドチンクは。そう考えると、そもそも旧チンクのための練習としてピアジオを買って、素人ながら整備して乗ってたのは正解だったということ。
さてさて、明日はどこから手を付けようかな?
整備記録がわりに旧フィアット500ブログをここに記していこうと思う。365日この手で触ってやろうじゃない。少なくとも、1年で365歩は前に進めるというわけだ。
うん。面白くなってきた。
最初のメーター距離は
31,900km
何周目かは知らな~い(笑)